ゴールデンアワーとブルーアワー:いつ始まり、どれくらい続くのか

ゴールデンアワーは、実はちょうど1時間ではありません。東京の夕方なら約49-57分、札幌では冬に約66分。季節や緯度で長さが変わる理由と、今日の正確な時間を調べる方法をまとめました。

Marcin Fierka
Marcin Fierka公開: 2026年10月7日
丘の上の古い町と川を照らすゴールデンアワー

ゴールデンアワーとは

ゴールデンアワーは、日の出の直後と日の入りの直前、太陽が空の低いところにある時間帯です。太陽の光が厚い大気の層を通ってくるため、光は暖かくやわらかくなり、横から差し込むようになります。影は長く伸び、全体が暖かい色に包まれ、真昼のように目の下へ強い影が落ちることもありません。ポートレートやウェディングフォト、風景写真の撮影がこの時間に合わせて組まれるのはそのためです。

日本では、日の入り前後の美しい時間を「マジックアワー」と呼ぶことも多く、ゴールデンアワーとブルーアワーをまとめてそう呼ぶ人もいます。

よく使われる定義はシンプルで、太陽が地平線の上6°から下4°までにある間をゴールデンアワーとします。Zenitmapもこの定義で計算しています。

ブルーアワー

夕方は、ゴールデンアワーのあとにブルーアワーが続きます。太陽は**地平線の下4°から6°**まで沈み、空は深い青に変わり、街の明かりがともり始めます。空の明るさと街灯やビルの明かりがちょうど釣り合うので、夜景、橋、ライトアップされた建物を撮るには最高の時間です。朝は順番が逆で、先にブルーアワー、そのあとにゴールデンアワーが来ます。

ゴールデンアワーはどれくらい続く?

長さを決めるのは、太陽がどれだけ急な角度で地平線の下へ沈んでいくかです。これは緯度と季節によって変わります。赤道付近では太陽がほぼ真下に沈むので、この10度分をすぐに通り過ぎてしまいます。赤道から離れるほど、太陽は地平線に沿って斜めにすべるように沈むため、時間が長くなります。

Zenitmapで計算した夕方のゴールデンアワー:

都市 3月20日 6月21日 12月21日
東京 49分 56分 57分
大阪 49分 55分 56分
札幌 55分 65分 66分

東京と大阪はほぼ同じですが、北にある札幌は、表のどの日付でも東京より6-9分長くなっています。ブルーアワーはずっと短く、東京や大阪では10-12分、札幌でも11-14分ほどです。

海外と比べると違いがよくわかります。台北の夕方のゴールデンアワーは3月20日で約44分と短く、ヘルシンキでは12月21日に約172分も続きます。

夕方のゴールデンアワーが始まる時刻

撮影の段取りで本当に知りたいのは、長さよりも「何時に始まるか」かもしれません。Zenitmapで計算した開始時刻は次のとおりです。

都市 3月20日 6月21日 9月22日 12月21日
東京 17:18 18:22 17:05 15:51
大阪 17:36 18:36 17:22 16:11
札幌 17:08 18:34 16:55 15:16

同じ日本時間でも、西にある大阪は東京より14-20分遅く始まります。札幌は夏には東京より遅く、冬には35分早く始まるのが特徴で、冬至のころの札幌は15時過ぎにはもうゴールデンアワーに入ります。

今日のゴールデンアワーを調べる方法

いちばん簡単なのは今日の空のページです。都市を選ぶか「現在地」をタップすると、次の情報が表示されます。

  • 朝と夕方のゴールデンアワー
  • 朝と夕方のブルーアワー
  • 日の出、日の入り、昼の長さ
  • 空が本当に暗くなる、天文薄明が終わったあとの夜

時刻はお使いのブラウザが今日の日付で計算するので、明日開けば明日の値が表示されます。位置情報がどこかへ送信されることはありません。

ゴールデンアワーを生かすコツ

  • 早めに現地に着く。 いちばんきれいな光は日の入り前の最後の15-20分に来ることが多く、機材の準備にも時間がかかります。
  • 雲をチェックする。 西の空に厚い雲があると、金色の光はほとんど届きません。出かける前に雲のライブマップを見ておきましょう。逆に、高い空にちぎれ雲が浮かんでいる日は、いちばん鮮やかな夕焼けになることがよくあります。
  • 逆光かサイド光で撮る。 太陽に向かって撮ればシルエットや髪の輪郭が輝き、横からの光は顔や風景に立体感を与えます。
  • 日が沈んでも片付けない。 すぐにブルーアワーが始まりますし、空は日没の数分後にいちばん色づくこともあります。
  • スマホは露出を少し下げる。 画面の明るい空をタップしてから露出を少し下げると、夕焼けの色が白く飛ばずに残ります。人物を撮るなら、顔に光が回る向きに立ってもらいましょう。

ゴールデンアワーと地形・天気

表の時間は、晴れた空と平らな地平線を前提にしています。山あいや高いビルの間では太陽が早く隠れるので、金色の光も表より早く終わります。海辺のように西の地平線が開けた場所なら、太陽が水平線に沈むまで追いかけられ、ゴールデンアワーをまるごと使えます。

季節ごとの天気も見逃せません。梅雨の時期は西の空が雲に覆われる日が多く、冬の太平洋側は空気が乾いて晴れる日が続きやすくなります。一方、日本海側や北海道の冬は雪雲がかかりやすいので、撮影前に雲の動きを確認しておくと無駄足を防げます。

ライブで見る

FAQ

ゴールデンアワーはちょうど1時間ですか?

いいえ、名前はおおよその目安です。夕方のゴールデンアワーは季節によって、東京で約49-57分、大阪で約49-56分、札幌で約55-66分です。赤道に近いほど短く、北ヨーロッパでは冬に2時間を大きく超えることもあります。

今日のゴールデンアワーは何時からですか?

場所と日付によって変わります。「今日の空」のページで都市を選ぶか現在地を使うと、今日の朝と夕方のゴールデンアワー、ブルーアワーの時刻が表示されます。

ゴールデンアワーとブルーアワーの違いは何ですか?

ゴールデンアワーは太陽が地平線の上6°から下4°にある時間で、光が暖かく柔らかくなります。ブルーアワーは夕方ならその直後(朝ならその直前)、太陽が地平線の下4°から6°にある時間で、空が深い青に染まります。

ゴールデンアワーがいちばん長いのはいつですか?

日本では夏至と冬至のころに長く、春分・秋分の前後に短くなります。東京の夕方のゴールデンアワーは、3月20日に約49分、6月21日に約56分、12月21日に約57分です。

出典

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